東西合併大相撲

明治期から行われた東京相撲と大阪相撲の合同興行。明治末期からは東西の実力差が大きくなり大阪の有望力士が東京に引き抜かれることもあった。

大阪方で互角に戦うのは横綱となっている若島、大木戸、大錦、宮城山程度で大阪力士は負け越しがほとんどであった。末期には国分け大相撲といった出身地別の対抗戦も企画されたが、もはや対抗にならず昭和の東西合併につながっていく。

開催地 最優秀力士 成績
30年 9月 南地
明治 31年 6月 大阪南地 6.14~
31年 7月 神戸 3日 小錦 一ノ濱
31年 7月 大阪天満 5日 朝汐 逆鉾  4勝1分
10月 神戸
11月 神戸栄町
10月 大阪南地 梅ノ谷 若湊
33年 10月 京都
36年 6月 大阪南地 6.16~7.10 有明 10勝
7月 名古屋 7.12~7.27 常陸山 7勝
7月 京都 8.1~8.9 常陸山 太刀山 7勝
8月
8月 神戸
8月 善通寺
8月 岡山 梅ヶ谷 7勝
9月 広島 常陸山 7勝
10月 門司 梅ヶ谷 6勝1分
37年 4月 東京呉服橋 常陸山 有村 7勝
4月 横浜
7月 東京西久保八幡
37年 7月 水戸 常陸山 若島 5勝
8月 静岡 常陸山 7勝
9月 名古屋 常陸山 7勝
11月 和歌山
11月 大阪南地 常陸山 若島 8勝1敗
12月 広島 常陸山
38年 2月 神戸
3月 鹿児島 常陸山 10勝
3月 長崎 若島 7勝
4月 熊本 常陸山 7勝
3月 京都 常陸山 大ノ川 7勝
9月 大阪難波 常陸山 錦洋 7勝
8月 下関 常陸山 錦洋
39年 8月 京都 梅ヶ谷 太刀山 7勝
8月 大阪梅田 太刀山
9月
9月 西宮
39 9月 和歌山 梅ヶ谷ほか
10月 神戸 梅ヶ谷 玉椿
10月 龍野
39年 11月 大阪南地 梅ヶ谷 9勝1分
40年 6月 大阪南地 大ノ川
8月 大阪南地 大木戸 7勝2敗 大阪方のみ
42年 6月 京都(三府合併) 小錦(大阪) 7勝
11月 博多 太刀山 国見山 6勝1分
45年 6月 京都(東京・京都) 碇潟 7勝
大正 2年 2月 国技館 小錦 伊勢ノ浜 10勝
3月 天王寺
3月 名古屋 龍ヶ﨑 7勝

主な上位力士の対戦成績

参考 相撲年鑑 (山本義一著、1913年発行)

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